【麻ノ窯】市野麻由子さん インタビュー
2026年9月19日 - 27日
「麻ノ窯」市野麻由子さんの個展「Flower, Dot & Wonder」をMaison Toji(東京・目黒区)にて開催いたします。
今回は個展開催にあたり、麻由子さんにご自身のことや作品づくりについてお話を伺いました。
自己紹介
丹波篠山市で作陶している市野麻由子です。
2016年に岡山県立大学デザイン学部セラミックデザインコースを卒業し、2017年から丹波焼の窯元「省三窯」で作陶をスタートしました。
2024年に「麻ノ窯」として独立し、現在に至ります。
素材・技法について
麻ノ窯の作品を象徴するドット柄は、筆を使って釉薬と泥で一つひとつ描いているそうです。
「筆を使うことで、点の形がひとつひとつ違って面白くなるんです」と市野さん。
色がきれいに発色するように、点を置く場所に小さな窪みをつけて、釉薬が溜まりやすいように工夫しているといいます。
一方で難しいのは、色の組み合わせとバランス。
同じドット柄でも、色の選び方ひとつで印象が大きく変わってしまうそうです。
ドットシリーズの着想
ふだんは、身の回りの風景や生き物からインスピレーションを受けることが多いという市野さん。
代表的なドットシリーズが生まれたきっかけは、大学時代に見た「新印象派展」という絵画の展覧会だったそうです。
「ひとつひとつの点の色は違うのに、遠くから見るとふんわり優しい色合いに見えて。それを焼き物でもやってみたいと思ったんです」
丹波に戻ってからは、丹波の土そのものも点描に取り入れるようになりました。
作品の中に見える赤茶色っぽい点は、丹波の土の色なのだそうです。
今後の展望
「これからは、土そのものを活かした表現に挑戦したいです」と市野さん。
「今は白化粧をかけて白く見せるものが多いんですが、赤土を活かしつつ、自分らしさもある作品を作れたらと思っています」
今回の展示作品について
今回の個展では、最近制作した作品を中心にセレクトしていただきました。
見どころは、これまでのドットシリーズと、新たに挑戦した飴釉を使った作品が並ぶこと。
「飴釉は渋めの色味になりがちなんですが、それを活かしつつ、可愛いデザインにできたらと思って作りました」
来場される皆さまへ
「はじめて東京で個展をさせていただきます。たくさんの方とお会いできるのを楽しみにしています。よろしくお願いいたします」
―――
市野麻由子さん、貴重なお話をありがとうございました!
筆で丁寧に描かれるドット柄の一つひとつに、市野さんらしい遊び心とこだわりが詰まっていることが伝わってきました。
会場では、実際に手に取ってその質感をお確かめいただけます。
また会期中は、今秋当店の近くに開店予定のパティスリー「cocoru」さんの焼き菓子も店頭に並びます。
麻由子さんの可愛らしいうつわと、こだわりの焼き菓子の組み合わせも、あわせてお楽しみください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個展名 | 市野麻由子 展「Flower, Dot & Wonder」 |
| 会期 | 2026年9月19日(土)〜9月27日(日) |
| 時間 | 11:00〜18:00 |
| 会場 | Maison Toji(東京都目黒区目黒本町5-11-19) |
| 内容 | 代表作「ドットシリーズ」を中心に、本個展のために制作された新作を展示・販売(約200点) |
| 在廊 | 9月19日(土)は市野麻由子本人が店頭に立ちます |
会期中は、麻ノ窯の器に合わせた焼き菓子もご用意しています。会期終了後は、オンラインショップでの販売も予定していますので、来店が難しい方はどうぞお楽しみに。
